単に里山のなかで行われるカウンセリングということではなく、里山の自然環境と関わりつつ進めるカウンセリング
内容となっています。
具体的には、里山に住む植物や動物、虫、風の音や鳥の声などとの関わりを通して、自分自身の身体・こころへの気づきを深めていきます。
自然と触れ合うことが自律神経系に作用し、免疫系にも効果的な影響を与えるということですが、カウンセリングをすすめることで、その人のもつ本来の力というか、本来の状態へ戻していくことを目的とします。
カウンセリングの枠組みで進めていくことが、森林セラピーや園芸療法とは異なります。
自然と触れ合う過程のなかに、マインドフルネス、ソマティック心理学等を利用しています。
個人ごとに現在の状態が異なるため、かかわり方も個人個人で違ってきます。その人に合わせたかかわり方を相談プロ
セスからきめていきます。
里山セラピーは、里山カウンセリングと区別しています。
里山カウンセリングは里山の自然の一部との関わりを通じて進めていきますが、里山セラピーは関わり方を1つ
あるいは複数のプログラムを通して進めていきます。
行動療法的な形でて進めます。例えば、「野草茶作成プログラム」、「山菜の採収・栽培プログラム」等
があります。
里山カウンセリングと併用の場合もありますが、より深くより時間をかけて進めていく場合に適用しています。
復職へ向けてのリワークにも利用できます。